CAの浮気・不倫と離婚の絶望と鬱屈した心の闇
CAが浮気・不倫と離婚という絶望へ走ったわけ
今まで生きてきた中で一番幸せです。
あどけない弱冠14才の少女岩崎恭子ちゃんはバルセロナオリンピックで黄金に輝くメダルを手にしました。
あれはもう26年前、1992年のことでした。
そして26年後の2018年、そのあどけない少女は四十路の成熟した女性へと成長し、結婚して一児をもうけて幸せな家庭を築いていました。
と思いきや、何と道ならぬ恋、浮気・不倫へと走り、とうとう離婚というかたちで幸せな家庭は崩壊してしまいましたね・・。
このように、一度手にしたと思われた幸せが嘘のように崩壊していく話、CAの世界でもよく耳にします。
一体どうしてこうなってしまったのか、何が原因だったのか・・。
そして、こうならない為にはどうすればいいのか。
今日はこのテーマ、CAの浮気・不倫、そして離婚という絶望について実例を挙げて考えてみたいと思います。
CAのI子の婚活と幸せな結婚を掴むまでの軌跡
某外資系エアラインCAのI子は当時26歳、KIX(関空)ベースとして飛んでいました。
I子は小さいころから国際線のCAになることが夢で、できれば外資系エアラインで飛びたいと強く思っていたので、短大卒業後にはアメリカに語学留学して英語力を磨いてきました。
2年間の留学後、念願かなって欧米のエアラインのCAとして採用され、KIXベースとして日々のフライトをこなしていました。
職業での念願が叶った次のステップとして、I子は幸せな結婚をすべく、今度は理想の男性探しに奔走するようになりました。
結婚相手としては日本人男性が好みだったI子は、社内の日本人男性や空港でよく会う他社の日本人男性や委託業者の男性を物色するようになったのです。
また、友人の誘いで合コンにもいろいろと参加して素敵な男性はいないかと日々目をギラギラさせながら毎日を過ごしていました。
CAのI子が結婚|幸せの最高潮
I子の好みのタイプの男性は、自分の言うことをなんでも聞いてくれる人でした。
少々ファザコン気質もあるI子は、自分の要求をなんでも笑顔で叶えてくれる年上の男が好みだったのです。
結局I子は出入りのシステム業者の8つ年上のK介と付き合うようになり、交際1年で結婚・ゴールインしたのです。
I子はフライトで月の三分の一は家を空けていたのですが、その点についてK介は結婚前からCAの不規則な勤務について理解していましたし、家事は自分でできるタイプだったので問題ありませんでした。
I子もステイ先では独身時代と同様にショッピングや観光を楽しんで、家にいるときには家事をきっちりとこなして幸せに結婚生活を送っていたのです。
突然の嵐が幸せ絶頂の新婚CAのI子を襲う
結婚してそろそろ1年経とうとするころ、K介に転勤辞令が出ました!
行き先は東京です。
KIXベースのI子は東京ベースに変えて貰えるよう会社に懇願しましたが、残念ながら東京ベースに空きが無いということでそれは叶えられませんでした・・。
I子の勤めていた外資系エアラインでは、ベースとなる空港から公共交通機関で90分以内のところに住まなければならないという規則があったため、K介と一緒に東京に引っ越してKIXに通うということは許されなかったのです・・。
I子がCAを続けたいのであればK介とは別居、K介と一緒に東京に引っ越すのであればCAは退職、という苦渋の決断を迫られたのです・・。
I子の大いなる決断がこれからの運命の分かれ道となったのです
K介はできればいったんCAの仕事を辞めて一緒に東京に来てほしいと思っていました。
しかし、I子がCAという職業にどれだけ思い入れがあるかも解っていたのであまり強くは言えませんでした。
一方でI子は、旦那よりもCAである自分を優先することに少し躊躇したものの、元来のワガママでファザコンな気質が勝ってしまい、結局K介を一人で東京に単身赴任させてしまったのです・・。
このことが、後のI子の運命を大きく揺るがす人生の分かれ道となったのです。
CAのI子とK介のその後の別居婚生活はいかに?
単身赴任はよく聞く話です。
ただし、その理由はおおむね子供の学校の問題や親の介護といったどうしようもない事情となります。
しかしこのI子とK介の場合まだ子供はいませんし、I子のCAとしての勤務ベースが現状ではKIXで、ベースを東京に変えることが簡単にできない、というCAに特有の世間では稀な理由です。
ただしこの場合、K介の転勤先は東京なので、多くの人は一旦CAを退職して旦那の転勤についていくことが多いと思われます。
なぜなら、東京ベースであれば経験者採用の機会はどこのエアラインでも豊富にありますし、なにより旦那の仕事を優先してこその妻という存在意義が問われる話ですからね。
しかし、そうではない選択をしたI子の生活は、一体どのようになってしまうのでしょうか・・。
CAを辞めてくれ!K介とI子の距離感が次第に・・結婚生活崩壊の序章
K介が東京に単身赴任してから半年が経ちました。
最初の2か月はI子が東京ベースの同僚と可能な限りスケチェンをしたりして、頻繁に東京に通っていたのですが、次第にI子はスケチェンに奔走することに疲れてしまい、半年経ったらこれまでどおりにKIXフライトをひたすら飛び続けていました。
K介との連絡も当初は1日1回必ず電話で話していたのですが、それが3日に1回になり、さらに週1になり、半年後には月に3回程度となっていたのです・・。
I子もK介も、互いの存在が自分の中で急速に薄れていることは自覚していましたが、それによって自分の生活に支障をきたすわけではないので、次第にそのことを考えないようになってきました。
これはヤバイ!
そう最初に思って行動に出たのはK介の方でした。
やはりI子より8つも年上の大人ですね。
K介はこのままでは恋愛の自然消滅と同じ話になってしまうことに大きな危機感を抱き、I子にCAを辞めて東京に来てほしいと強く懇願しました。
一方でI子は・・
ワガママで幼いCAのI子はあっさり拒否
I子はこの別居婚生活が結構気に入ってしまっていたのです。
互いに仕事に集中してオフの日も充実して過ごせているので、それが健全な関係であるとI子は思いこんでしまっていたのです。
別居婚といっても、月に2-3回は会ったり連絡を取り合っているので、そのうちK介がまた大阪に転勤で戻ってくるかI子が東京ベースの空きが出てトランスファーできるだろうと呑気に構えていたのです。
なので、K介がいきなり
CAを辞めて一緒に東京で暮らしてくれ!
と言ってきたときに、I子はその真意を理解することができずに、あっさりと拒否してしまったのです。
再三K介は夫婦としてこのかたちは間違っているということをI子に諭そうとしたのですが、I子はそのことを全く理解できず、とうとうその場では喧嘩別れしてしまいました。
CAのI子はさらなる過ちを続けます
ちょうどそのころ、I子は体調があまりよくありませんでした。
原因不明の倦怠感や吐き気、さらには生理も止まっていたのです。
ひょっとして?
と思って産婦人科を受診したところ、まもなく妊娠2か月目ということが判明しました!
そのときI子は、うれしいという気持ちよりも、どうしようという動揺と絶望の感情を抱えていたのです!
もちろんK介にはそのことを伝えました。
K介は大喜びで、これは良い機会だから一旦CAは引退して東京で子供を産んで育てようと極当たり前のことを提案しました。
しかしここで、I子はK介に大激怒してしまうのです。
そう簡単にCA辞めて子供を産めなんて言わないでよ!
私がどれだけCAになりたかったかわかってんの!?
これには穏やかなK介も黙ってはいませんでした!
ふざけたこと言うな!
結婚して子供が出来て育てることより別居状態でCAを続けることの方が大事なのか!?
ええかげんにせーよゴラ!
またもやここで喧嘩別れとなってしまいました・・。
そしてI子はその屈折した怒りに身を任せ、驚くべき行動に走ってしまうのです・・。
【堕ろす】CAのI子が暴走の果てにたどり着いた中絶と離婚という結論
I子はもう何が何だかわからなくなっていました。
K介との電話で喧嘩別れした直後に、産婦人科に堕胎の相談予約を入れていたのです!
そしてあろうことか!翌週には堕胎を強行!
そのことは事後報告でK介に伝えたのでした・・。
K介はその場で泣き崩れました・・。
そして静かに電話を切りました・・。
I子はK介の真意が理解できず、益々K介に対する不満を募らせて、KIXベースのCAとして飛び続けることにこれまで以上に固執するようになってしまったのです・・。
CAのI子の幸せは離婚という闇のなかへ引き込まれていく
KIXベースのCAである自分を頑なに守ろうとしたI子は、夫であるK介との間にできた子供をあっさりと堕胎してしまい、今度は自分を悲劇のヒロインにしようとさらなる奇行を始めます。
I子の心の闇は次第にI子をCAとしての幸せな結婚生活からも引き離していくのでした・・。
悲劇のヒロインI子の相談相手
I子はこんな自分を悲劇のヒロインであると勘違いし始めます。
そして、自分の境遇を動機や仲の良い先輩や後輩に話すようになったのです。
もちろん、話の内容は事実をねじ曲げて都合の良い形にすり替えられていました。
- K介は、CAである自分をほったらかしにして1人東京に行ってしまった。
- そしてたまに性欲のはけ口として自分の体をもてあそび、挙句の果てに妊娠させられた。
- CAという仕事に誇りを持っている私はそう簡単に辞めたくないので苦渋の決断として子供は堕ろした。
このことだけを聞いた周囲の優しい人たちはI子の味方です。
そして、I子はCA仲間のみならず、社内の日本人社員にもそのことを相談してしまうのです。
I子と人事部のN男さんの不倫・浮気
そんなI子の体調不良については、日本地区のHR(人事部)のN男さんの耳にも入っていました。
N男さんはI子の採用面接のときにも同席していた人なので、I子のことはよく知っています。
この会社のCAとして飛びたいという熱意が並々ならなかったことと、そのためにこれまで沢山の努力をしてきたことをN男さんは知っていたので、I子については好印象でした。
そんなI子がそのような不遇に見舞われていると思って心配していたN男さんですが、ある日偶然KIXでI子とばったり遭遇したのです。
そして、今度気晴らしに飲みにでも行こうということになったのです。
これは浮気・不倫?I子はN男さんまで巻き込んでいきました
I子に好印象を持っていたN男さんは独身でした。
しかもI子好みのなんでも言うことを聞いてくれそうな優しいタイプの人でした。
二人で飲みに行った時も、N男さんは優しくI子のことを慰めてくれました。
そして2人は頻繁に会うようになり、とうとう男女の関係となってしまったのです・・。
以来二人はまるで夫婦のように互いの家を行き来して夜には激しく互いの体を求め合いました。
N男さんは真剣にI子のことを考えて、もうK介とは別れて自分のところにおいでとまで言ってくれました。
N男さんであれば勤務先はずっと大阪であることはわかっているので、I子も安心してKIXベースで飛び続けることができます。
I子もそんなN男さんのやさしさと男気に惹かれてK介とは離婚することを決心したのです。
ところが・・。
K介の関係修復への努力とI子の愚行
もう別れよう
離婚届に印鑑押してください・・
I子は実に半年ぶりくらいにK介に合いに東京に行きました。
こう言われることを予想していたK介は、おもむろに書類を色々と出してきました。
これずっと東京ベースのCAやGHの求人集めたんだけど応募してみない?
何と、K介はI子が東京ベースにトランスファーできる機会をずっと探していてくれたのです。
エアラインやCAのことなどよく解らないK介が、英語もできないのにJapan Timesやらエアライン各社の本国のホームページのRecruit欄まで細かくチェックして東京での求人を全部まとめておいてくれたのです!
これを見たI子はさすがにN男との不倫関係にある自分のふしだらな姿を大きく恥じ入ったのです。
しかし、I子はK介のその申し出を断りました。
もう離婚するって決めたから・・
I子はそう言って離婚届をK介に託してその場を後にしたのです。
CAのI子はその後なにもかもを失ってしまいました
KIXに帰ってから、N男さんからメールや電話で連絡が入りましたが、全てI子はスルーしました・・。
心配したN男さんはI子のアパートまで来てくれましたが、I子がN男にこう伝えました。
N男さんとも終わりにしよう
N男さんは開いた口がふさがりません・・。
なんで?疲れちゃたかな??
その日はひとまずゆっくり休んで欲しいとういことで、N男さんは帰りましたが、その後I子から改めてN男さんに別れを告げました。
私はもう一人で生きていく
N男さんとこうなってしまったのでCAも辞める
I子は自らの手で何もかもを失ってしまいまいした・・。
結局I子は翌月には会社を退職して、今ではどこで何をしているのかもわかりません・・。
夢にまで見たCAというあこがれの職業を手にしたI子。
しかし、人としての良心や常識を失ってまでCAを続けることは天が許さなかったんでしょうね。
婚活に成功して幸せな結婚を手にしたと思っても、人としての在り方を誤れば、途端に離婚という絶望の闇に引きずり込まれて人生が終わってしまうんですね・・。
I子には無駄にされた命が一生とりついているのかもしれません・・。